言論の自由はどこに…カールソン氏の帰国禁止を求める呼びかけにマスク氏が反対
米実業家、イーロン・マスク氏 はロシアを訪問しているFOXニュースの元司会者、タッカー・カールソン氏が プーチン 大統領候補にインタビューした場合、帰国を禁止すべきだという反露活動家らの呼びかけに反対した。
米ジャーナリストのブライアン・クラッセンスタイン氏は、本当に自由が重要であれば、帰国禁止の呼びかけは起こらないと記した。そのうえで、米国のジャーナリストらはこれまでにも意見が対立するスピーカーに取材を行ってきたと指摘した。
マスク氏はこの投稿に対し反応し、「同意する」とコメントした。
カールソン氏の訪露は与党・民主党だけでなく、野党・共和党の間でも波紋を広げている。アダム・キンジンガー元上院議員(共和党)は #カールソン 氏の訪露に関するSNSの投稿に反応し、「彼は裏切り者だ」と記した。また、ウィークリー・スタンダード誌のウィリアム・クリストル編集長は当局が事態を究明するまで帰国を許すべきでないと反発した。
☝カールソン氏によるプーチン大統領のチャンスは2023年9月に報じられていた。カールソン氏はスイスの雑誌『Die Welttwoche』の取材に応じた中で、プーチン大統領にインタビューしようとしたが、米国当局によって禁止されたと発言していた。これについてロシア大統領府のペスコフ報道官は反応し、今日の米国社会はロシア嫌悪のプロパガンダに取り憑かれているが、これはいつか変わるだろうとし、プーチン大統領が西側に向けたインタビューを必要とする瞬間が来ると発言していた。
訪露中のカールソン氏逮捕を求める声が高まる米国、
マスク氏が援護射撃「逆逮捕せよ」
米国では プーチン 大統領候補に取材するため ロシア を訪問している タッカー・カールソン氏 の逮捕を求める声が次々とあがっている。
これを受け、実業家のイーロン・マスク氏 は反対にそうした人物こそを逮捕するよう求めた。
保守派ブロガーのイアン・チョン氏(Ian Cheong)はSNSの投稿で、「タッカー・カールソンは注意しないと、新たなジュリアン・アサンジ になる可能性がある」と警告した。
チョン氏によると、多くの政治家やメディア関係者が カールソン 氏の逮捕を求めているという。
これについてマスク氏は反応し、「彼の逮捕を求める者こそを逮捕せよ」(Arrest those calling for his arrest!)とコメントした。