金融・経済

日本国債急落、過去最高更新-止まらなくなった日本国債売り 

△画像出典:@Min_FX

出典:Bloomberg|2026年1月20日

日本の超長期債利回りが記録的な急騰(価格は急落)となった。与野党による衆院選での消費税減税の公約観測を背景に財政悪化への警戒が高まっている上、この日実施された20年国債入札も低調に終わり、需給に対する懸念が強まった。

  ブルームバーグのデータによると、新発30年と40年債利回りの変動幅は米国の関税政策で市場が大揺れとなった昨年4月以来の大きさだ。20日の債券市場で新発30年国債利回りは一時前日比26.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)高い3.875%まで上昇。新発40年債利回りも27bp高い4.215%を付け、共に過去最高を更新した。日本の国債利回りが4%台に乗せたのは1995年以来だ。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は「消費減税を各党が掲げ、財政悪化懸念が強い。発行減額となったものの、需給が改善されない」と述べた。20年債の入札後に超長期が売り込まれたのは、「昨年5月にも見た光景だ」とし、「日本銀行の臨時オペや財務省のバイバックの実施を要望する声が高まりそうだ」と言う。

   片山さつき財務相は超長期金利の急騰を受け、「市場を安定させるためのことはやってきているし、これからもやることは必ず約束できる」と述べ、市場に冷静な対応を呼び掛けた。世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)への出席に合わせ、現地でブルームバーグのインタビュー取材に応じた。

  財務省が市場関係者と丁寧な対話を重ねてきていることから、「国債の消化には安心感を持っている」とも述べた。