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WingMakers『Sovereign Integral』③ 地球/自然 + 個人の準備 = サヴァリン・インテグラルの実現

※「サヴァリン・インテグラル」とは、
永遠と無条件のワンネス、等価性と真実性の中に生きている状態のことを指しています

WingMakers『Sovereign Integral』① の続き

出典:sovereign_integral.pdf

『Sovereign Integral』2008 Project Camelot インタビュー: James

3⃣ Question 3 from Project Camelot
私の個人的な見方なのですが、私たちの惑星は意識をもっており、惑星と人類は数年後に第3密度から第5密度の方に向かって、第4密度の中へと移りつつあるように思えます。私の理解では、私たちは現在すでに第4密度に入っています。「ラー文書」によると、すべての人間が第5密度に移動するわけではなく、「自己への奉仕」と「他者への奉仕」という観点の対立のため、好んで第3次元の地球に残るだろうと言われています。
・この情報をどう見ますか?
・また、もしあなたの見方が異なる場合、あなたの意見を詳しく教えてもらえませんか?

3⃣ Answer 3 from James
地球は、ひとつの意識として定義できません。あなたが地球の意識を記述する瞬間、あなたはそれを定義します。そしてそれを定義した瞬間、あなたはそれを分離のフレームの中に入れます。そして、それを分離させた瞬間、あなたはその真実の性質を欺きます地球は「ホスト・コンシャスネス」(意識を中継するもの)です。そしてそれが地球の本質です。たとえ、それによって分離と、ある程度の欺瞞が生まれるとしても、それが本質なのです。

はい。密度はシフトしています。しかし、それはヒューマン・マインド・システム(HMS)による人工物です。「アストラル次元やメンタル次元には無限に近い次元があるのは真実である」という信念さえも、物理次元との比較です。私があなたに示唆したいことは、物理的・感情的(アストラル)・メンタル的密度/次元を含むヒューマン・インストゥルメントの視界は、すべてHMS抑圧のフレームワークに捕らえられているということです。それはサヴァリン・インテグラルのものではありません。それ故にそれは両極性・分離・幻想の中に存在する一時的なものなのです。言い換えれば、それは真実のあなたを隠すようデザインされた人工物です。

地球は、その意識を上昇させ、より高次の状態へとアセンドする目的で、新たな次元へとシフトしているわけではありません。また、何か他人より善いことを行い、その結果として選ばれたため、尐数の幸運な人々が地上から立ち去ろうとしているのでもありません。私たちは、人類として、地球上にサヴァリン・インテグラルとして生きる準備をさせられています。それは2012年に起こるのでしょうか?いいえ、違います。

大半の人々にとって、2012年は他の年と同じように感じられるでしょう。サヴァリン・インテグラルが立ち上がる「透明性と拡大性の時代」を定める特定の時間や年はないのです。それは、最も意外な場所で静かに起きています。ヒューマン・インストゥルメントの中にコード化されてきたものが、欺瞞と操作のコントロール・システムであると人々は気づき始めています。そして、もっと深いレベルにおいて、それは一瞬のできごとかもしれませんが、人々は新たな明晰性を垣間見ています。人々は、自分自身を肉体の内部にパッケージされたフィーリングと思考のシステム以上のもとのとして知覚しているのです。それが、来たるべきもの─人々は、ヴァーチャル・リアリティの中のヴァーチャル・リアリティから目覚め始めています。

地球は、この「新たな透明性」の一部です。自然は既にその新たな衣服を身につけ、誇らしげにそれを着ているのですが、人間はそれを感知する知覚が欠如したプログラムに基づいているために気づいていません。部分的には、自然によって人類は目覚めさせられるでしょう。そして地球はその結末を準備しています。それが起こるのは、地球が復讐心に燃えているわけでも、地球を通して作用する神がその怒りを示しているわけでもありません。地球/自然は、その独自の方法をもってその新たな透明性と拡大性を表現しているのです。

以下の話を考えてみてください。多次元的なレベルに住んでいた、進化した人類が、エイリアンの知性(すなわちアヌンナキ)によって設計されたヒューマン・インストゥルメントの中に入るよう巧みに説得されました。この「労働者」は発達するにつれて、物理的な存在として具現化した人間は、完全に自分たちの限界を受け入れるようになりました。サヴァリン・インテグラルの抑圧がシステマチックに行われたから
です─人間という乗り物にパワーを供給する無限で永遠の生命力を抑圧することによって。初期の段階では、人間の血統はその設計者と混血していました。その結果、多様性をもった人類の進化の道は加速されていました。この多様的進化の一部には、パワー・マネー・グリッドの中に人類を分離さえる方程式を作る手助けをしたエリートの科学者たちも含まれていました。設計者である「神」、すなわちアヌンナキは最終的に採掘作業に満足し、彼らが創造した人類を後に残して地球を去りました。

人類の遺伝子はヒューマン・マインド・システム(HMS)のマトリックスの中に適応し、今日の人類─21世紀初頭の私たちへと進化したのです。それで現在私たちの種族は、自分たちがおかれている状況を知らないまま、抑圧のフレームワークの内部に捕らえられ、存在しない神々を崇め、HMSの風景の一部である天国と地獄を信じ、自分たちの罪とモラルの低下を赦してもらうためマスターや救世主に祈り、あたかも自分たちの真の性質に全く気づいていないようかのように、死と存在しなくなることを恐れ続けているのです。

あなたが真の神、すなわちファーストソースだとしたらどうしますか。人々をその真の性質に目覚めさせるため、あなたは何をするでしょうか?人々が信じていたものが、自分たちの真の性質を抑圧している幻想の中にあるという視野に人類をシフトさせるには、あなたはどのようなプロセスを使用しますか?抑圧のフレームワークは一夜にして取り除くことはできず、それができなければ人々は発狂する寸前であり、最悪の場合、滅んでしまうことをあなたは知っています。あなたは何をするでしょうか?

ファーストソースは「チェス盤」の上で動きを制限されています。なぜなら、人間は監獄の中に封印されており、そこでは看守と看守長がマネー・システムのコントロールを行っていて、彼らの間にパワーが握られ、それが配分されているからです。精神世界や宗教界のリーダーも同じように監獄に捕らえられています。もっと高潔なセクションに居住しているものの、それでも同じ監獄内にいるのです。アセンデッド・マスターや天使のような多次元的な存在も同じように囚われの身です。たとえ、その自由が人間の囚人と比較した場合、無限に近く見えたとしても同じ囚人なのです。

HMSとそれに関連する分離のシステムから離れ、監獄を破った人間は一握りです。その数は無限小の尐ないパーセンテージであり、彼らの書物や物語、テクニックは仲間の囚人から「馬鹿げた話」であると受け止められています。そして、たとえ一握りの人間が監獄から逃れたとしても、監獄は看守を放って彼らを再び捕えようとするか、あるいは彼らの行いを超自然的な、最悪の場合は悪魔的なものというレッテルを貼ることによってその信用を失墜させようとします。

この話の「真」の問題は、監獄の内部にいる人間が監獄を監獄とみなさず、看守を看守としてみていないことにあります。彼らは自分たちが投獄されていることに気づいていないのです。したがって、彼らは監獄から逃れようとはしません。もし彼らが何かから逃れる道を探すとしたら、それは退屈、心配、貧困、苦痛、悪い人間関係、病気、失意、絶望からです。永遠と無条件のワンネス、等価性と真実性の中に生きているサヴァリン・インテグラルという状態は、自分たちのアイデンティティの抑圧をする彼らの探求の対象にすらならないのです。

地球は、動植物と鉱物の王国ですが、空気や水、火もその要素です。それらが合わさったものが宇宙によって定義される「自然」であり、この「自然」がファーストソースがチェス盤の上で使用することができる「クイーン」なのです。この自然というチェスの駒たちが、監獄の特定の壁を通じて働きかけを行うための戦略的な道具です。この駒たちが監獄の壁を破壊し、サヴァリン・インテグラルとしての自らのアイデ
ンティティを取り戻す準備がしっかりと整っている人々の中に新たな透明性と拡大性を彼らの全体性の中に確立させます。

ただ、ここで注意して欲しいのは、監獄のある壁を取り壊すことができるからといって、それがすべての人々が監獄の外に出て、自分たちの新しい自由を体現できることを意味しません。監獄は多くの壁から構成されており、ある壁が崩れ落ちたとき、最初は相対的な自由からそこに殺到しますが、その先には次々と別の壁が立ちふさがります。監獄は迷宮です。そして、たとえ人が世界を解釈するのに風景、イメージ、音、言葉、フィーリング、思考に頼っていないとしても、先ほど私がサヴァリン・インテグラルの抑圧のフレームワークとして描写した監獄の塀の内側に依然として住んでいるのです。

多くの方が、この新しい時代の空間の質と長大な地平線に不快感を覚えるでしょう。人々は透明性と拡大性に抵抗するでしょう。なぜなら、人々はHMSの作用によって、自分たちのアイデンティティが引き裂かれ、彼らが実在として保持してきた自分たちの知覚が脅かされるかのように感じるようになるからです。

準備が整っている人々は、初めて空を飛ぶ子供のワシのように、容易にこの新しい時代を体現し、移行を果たすでしょう─最初は尐しぎこちなくとも、すぐに必要とされるスキルをマスターするでしょう。地球と宇宙/自然は解放戦略にカギとなる役割を果たしますが、個人の準備は自己責任です。これがバランスがとれた方程式なのです。

地球/自然 + 個人の準備 = サヴァリン・インテグラルの実現このプロセスのファーストポイントでは、準備がガギとなるファクターです。もしサヴァリン・インテグラルの意識状態の再生へのあなたのファーストポイントが、すべての瞬間の表現の中において、無条件のワンネス、等価性、真実性の発現とならず、その結果、監獄の多くの壁に突き当たり、毎回そのようなことになるのであれば、あなたはもう一度始めからやり直す必要があります。これは、プロセスをガイドする数学方程式に要因があります。

James: The Sovereign Integral
Interview 2008 James WingMakers by Project Camelot
和訳

Sovereign Integral(和訳PDF)

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