ロバート・ケネディ氏、米「厚生省」のトップに、トランプ氏発表
米厚生長官にロバート・ケネディ氏、トランプ氏発表 ワクチン懐疑派
[ニューヨーク 14日 ロイター] – トランプ次期米大統領は14日、新政権の厚生長官に環境活動家でワクチン懐疑派として知られるロバート・ケネディ・ジュニア氏を起用すると発表した。
ケネディ氏はジョン・F・ケネディ元大統領のおい。今年の大統領選に無所属で出馬したが、8月に撤退しトランプ氏支持を表明していた。
最近の交流サイト(SNS)への投稿やインタビューでは、肥満や糖尿病、自閉症など「慢性疾患のまん延」への対処や、食品の中に含まれる化学物質を減らすことなどが自身の優先事項と指摘。食品医薬品局(FDA)を解体し、国立衛生研究所(NIH)の数百人の職員を交代させることも示唆している。
ワクチンが自閉症と関連しているなど、誤った医学的主張をしたとして批判を受けた。また、コロナ禍で課された州・連邦政府の規制に反対し、ウイルスに関する誤情報を拡散したとして非難された。
自身では反ワクチン派という見方に異議を唱え、より厳格なワクチンの試験を求めていると説明している。一方で反ワクチンを唱える非営利団体の会長も務めている。
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出典:NHK|2024/11/15
米 厚生長官にロバート・ケネディ・ジュニア氏を起用へ
アメリカのトランプ次期大統領は大統領選挙に立候補したあと、みずからを支持する立場に回ったロバート・ケネディ・ジュニア氏を厚生長官に起用すると発表しました。ケネディ氏はワクチン懐疑派として知られ、アメリカメディアはケネディ氏が就任すれば保健政策の大幅な見直しが行われると伝えています。
アメリカのトランプ次期大統領は14日、声明で厚生長官にロバート・ケネディ・ジュニア氏を起用すると発表しました。
ケネディ氏は、今回の大統領選挙では無所属で立候補していましたが、8月に選挙活動を中止し、トランプ氏への支持を表明していました。
ケネディ氏はロバート・ケネディ元司法長官の息子で、ケネディ元大統領はおじにあたります。
弁護士として長年、環境保護活動に取り組んできた一方で、一部のワクチンが自閉症の原因になっていると主張するなど、科学的根拠を欠いているとされる情報をもとにワクチンの安全性に疑問を呈してきたことから、ワクチン懐疑派として知られています。
アメリカメディアはケネディ氏が就任すれば保健政策の大幅な見直しが行われると伝えています。
トランプ氏は声明で「アメリカはあまりに長い間、公衆衛生についてごまかしや、誤った情報、偽の情報を流してきた食品業界と製薬会社に苦しめられてきた。ケネディ氏は慢性疾患がはびこる状況を終わらせて、アメリカを再び偉大で健康な国にするだろう」として期待を示しました。