経済・金融

BRICS、10ヵ国に拡大-新たに加わったのは、アラブ首長国連邦・イラン・エジプト・エチオピア・サウジアラビア

▲画像引用:2015/07/08|BRICSは環大西洋システムに「NO」と言う全く新しい経済システム構築を開始

BRICS、10ヵ国に拡大 アルゼンチンは参加見送り

2024年01月02日|時事ドットコム

 ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成する新興5カ国(BRICS)に1日、中東の産油国など5カ国が新規加盟した。経済・外交面で結び付きを強化し、先進国の対抗軸として国際社会での発言力拡大を目指す。英BBC放送によると、拡大したBRICSには世界の人口の45%、国内総生産(GDP)の28%、原油生産の44%が集中する。

 新たに加わったのは、アラブ首長国連邦(UAE)、イラン、エジプト、エチオピア、サウジアラビア。昨年8月のBRICS首脳会議で加盟が承認されていた。加入には30カ国以上が関心を持っているとされる。

拡大BRICSで欧米対抗 議長国のロシア、外交の主軸に

2024年01月02日|共同通信

 ロシアは1日から、中国やインドなどとつくる新興5カ国(BRICS)の議長国になった。プーチン大統領は同日発表の声明で「世界の公正な発展に向けた多国間主義強化」を進めると表明。1日から新規加盟5カ国を加えて計10カ国になった拡大BRICSを、ウクライナ侵攻で制裁を科す欧米に対抗する枠組みに成長させる姿勢を鮮明にした。

 ラブロフ外相も昨年末のインタビューで、BRICSを「国際政治に定着させていく」と発言。2024年のロシア外交はBRICS強化を軸に展開していくことになりそうだ。

 ロシアは今年10月、中部カザンで拡大後初の首脳会議開催を計画している。(共同)

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この地図はBRICSが徐々に西側抜きの新たな世界連合となりつつある事を示している。サミットの主要課題は加盟候補国との対話とBRICS通貨である。

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