「イラン史上最も残忍」な抗議デモ弾圧、2日間で3万人超虐殺か 群衆に重機関銃掃射も
出典:Forbes|2026/01/31
「イラン史上最も残忍」な抗議デモ弾圧、2日間で3万人超虐殺か 群衆に重機関銃掃射も

イランから反体制デモ鎮圧に関する情報が少しずつ漏れ伝わってきた。正確な死者数は依然として不明だが、今回の事態は、イランで抗議デモに参加した市民に対して振るわれた組織的暴力の中でも史上最悪の結果のひとつに数えられるのは既にして明らかだ。
米誌タイムは1月25日、イラン保健省高官の情報として、1月8日と9日の両日だけで最大3万人が虐殺された可能性があると報道。治安部隊がこの2日間にあまりにも多くの人々を殺害したため「国が有する遺体の処理能力を超えた」と伝えた。
(中略)
中東でも前例のない規模の虐殺
いずれにしろ、現代において最も悪名高い抗議デモ弾圧と比較しても、今回イランで起こった虐殺はその規模と残虐性において前例のないものであったことが窺われる。たとえば、2011年に始まったシリアの恐ろしい内戦では14年間で50万人以上が殺害された。しかし、イラン政府の支援を受けてシリアに独裁体制を敷いていたバッシャール・アサド前大統領でさえ、一度の弾圧や2日間という短い期間でこれほど多くの非武装の民間人を殺害したことはなかった。
出典:PPR GLOBAL
イランでは幹部の汚職と資金洗浄により体制が自壊しています。軍将校5万人が反政府運動に合流し、最高指導者の息子や司令官は多額の資産を持って逃亡を図っています。整備不良で兵器は無力化し、経済も破綻。独裁体制は内側から崩壊の途上にあります。
イラン軍の5万人の将校が反乱に至った主な背景
イラン軍(アルテシュ)の将校5万人が反乱に至った背景には、指導部による巨額の汚職、軍備の技術的な崩壊、そして指導体制の無能さに対する深刻な不信感があります,,。
主な要因を整理すると以下の通りです。
1. 指導部による大規模な汚職と横領
軍のトップや最高指導者の親族による、信じがたい規模の横領が発覚したことが最大の引き金となりました。
- イスマイル・カーニ司令官の裏切り: 革命防衛隊(IRGC)コッズ部隊のカーニ司令官が、7億ドル(約1,000億円以上)を横領し、モスクワやウズベキスタンへ逃亡を図ったとの疑惑が浮上しました,。
- 最高指導者の息子の資産隠し: ハメネイ師の次男モジュタバ・ハメネイが、15億ドルをドバイの口座に送金し、逃亡の準備を進めていることが兵舎内に衝撃を与えました,。
2. 軍備の老朽化と技術的破綻
兵士たちが命を懸けて守るべき軍備が、汚職によって「動かないガラクタ」と化している実態が明らかになりました。
- 空軍の無力化: 盗まれた巨額の資金は、本来なら戦闘機のスペアパーツや防衛システムの維持費に充てられるべきものでした。現在、運用可能とされている戦闘機60機のうち、実際に飛行できるのはわずか12機に過ぎません。
- 防衛システムの機能不全: ロシア製のS300などの防衛システムも、制裁や予算流用の影響で電子カードなどの交換ができず、レーダーが正常に作動しない「盲目」の状態に陥っています。
3. 指導体制の混乱と無能な後継者
ハメネイ師が地下トンネルに避難した後、政権運営が三男のマスード・ハメネイに引き継がれましたが、彼は軍事的・政治的経験が皆無の「無能な傀儡」と見なされています,。このリーダーシップの不在が、軍内部の離反を決定的なものにしました。
4. 忠誠心から「名誉」への転換
兵士たちは、自分たちの司令官を「泥棒」、指導者を「臆病者」と見なすようになり、体制への忠誠心は失われました。
- 国民への同調: 元特殊部隊員のジャバド・サディなどの呼びかけにより、「国民に銃を向けるな」という意識が広まり、軍の伝統的な記憶が呼び起こされました,。
- 皇太子のキャンペーンへの参加: 将校たちは、亡命中のレザ・パフラヴィ皇太子が主導する国民協力キャンペーンへの参加を静かに表明しました,。
経済的崩壊の影響(サマリー)
| 項目 | 現状と影響 |
|---|---|
| 給与の未払い | 汚職と銀行システムの破綻により、軍や警察への給与支払いが滞っています,。 |
| 物流の麻痺 | 戦争リスクの高まりで船舶保険が停止し、食料(小麦など)の輸入が止まりつつあります。 |
| 国民との合流 | 給与を払えない体制を守る理由を失った警察や兵士が、デモ隊側への合流を始めています,。 |
今回の動向は、単なる一時的な抗議ではなく、政権の背骨である軍が内部から腐敗し、自重で崩壊しているプロセスと言えます,。
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