南米・チリ、大規模森林火災-地元州知事「故意であることは明らかだ」
出典:Reuters|2024/02/06
チリ森林火災、123人死亡 2010年地震以降で最多
[5日 ロイター] – チリ中部で大規模な森林火災が発生し、5日までに123人が死亡した。ボリッチ大統領はテレビ演説で国が「大変な悲劇」に見舞われていると述べた。
当局によると、依然数百人が行方不明となっており、今後さらに死者が増える恐れがある。山火事で壊滅的な被害を受けた丘陵地や家屋で多くの遺体が見つかっている。
山火事は2日に火の勢いが増し、観光客に人気の港湾都市ビニャデルマルとバルパライソの周辺で被害が発生。首都サンティアゴの西に位置する両都市周辺には100万人以上が住んでいる。
ロイターがビニャデルマルで撮影したドローンの映像では、地域全体が焦土と化し、住宅の屋根が焼け落ち、道路には黒焦げになった車が散乱している様子が確認できる。
当局は最も大きな被害を受けた地域に午後9時からの外出禁止令を発令し、消防活動を支援するために軍隊を派遣した。
ボリッチ大統領は前日、5日から2日間を服喪期間にすると発表。さらなる悪いニュースに備えるべきだと述べていた。
出典:Yahoo・朝日新聞デジタル|2024/02/07
チリ森林火災の死者131人に 身元確認が難航
南米チリ中部バルパライソ州を中心に発生した森林火災で、チリ当局は6日、死者が131人になったと発表した。AP通信などが伝えた。
【写真】南米チリ中部ビニャデルマル近郊で2024年2月6日、森林火災のため焼け落ちた自宅の跡地にテントを張って生活する住民=AP
ロイター通信などによると、森林火災は高温と乾燥に加えて強風のために急速に広がったが、同日には気温が下がり、火の勢いが弱まったという。 依然として300人以上が行方不明になっている。最も被害の大きかった同州のリゾート地ビニャデルマルでは、被災した家を見回る人の姿も見られたという。チリ当局は、遺体の損傷が激しく、身元確認が難航しているとしている。(星井麻紀)