霧島 新燃岳が再び噴火・トカラ列島の地震474回に
宮崎ニュース|6/26(木) 16:45配信
新燃岳が噴火 噴煙は火口上空1000mに到達
気象台は26日午後0時50分に「新燃岳の噴火を観測した」と発表しました。 26日午前10時ごろのUMKの情報カメラの映像です。 黒い噴煙が上空に上がっている様子が確認できます。 鹿児島地方気象台によりますと、26日午前8時ごろ高原町役場から「降灰があった」と気象台に連絡がありました。 これを受けて、現地に職員を派遣したところ、午後0時50分に噴煙が新燃岳の火口上空1000メートルまで上っていることを確認。 気象台は「新燃岳の噴火を観測した」と発表しました。 なお、この噴火に伴う空振は観測されていません。 新燃岳では、26日午後3時までに火山性地震が204回、火山性微動が2回観測されていて、火山性地震が多い状態が続いています。 気象台では、風下側では、火山灰だけではなく、小さな噴石が風に流されて降る恐れがあるため注意を呼びかけています。
トカラ列島地震まとめ「震度1以上の地震は474回、震度4が6回」管区気象台が「地震解説資料」発表 鹿児島(26日)
鹿児島県トカラ列島近海で6月21日から地震が続いています。福岡管区気象台が午前11時に発表した地震解説資料によると、6月26日午前10時までに震度1以上を観測した地震は474回に達し、このうち鹿児島県十島村(悪石島)で震度4を観測する地震が6回発生しています。当分の間、強い揺れを伴う地震に注意が必要です。
■続く地震活動の状況 474回に 震度4が6回
今回の地震活動は6月21日午前5時頃から小宝島付近で続き、26日午前10時までの観測では、震度4の地震が6回、震度3が23回、震度2が122回、震度1が323回発生しています。 最大規模となったのは22日午後5時15分と24日午後4時4分に発生したマグニチュード(M)5.1の地震で、いずれも悪石島で震度4を観測しました。 そのほかにも22日12時12分のM4.5、23日午前0時15分頃のM3.6、23日午後11時36分頃のM5.0、24日午前2時23分頃のM4.9、24日午後4時4分頃のM5.0の地震でも震度4を記録しています。 地震の発生頻度を日別に見ると、22日には119回、23日には183回、24日には68回、25日には66回の地震が観測されています。