【海が陸地に・陸地が西に】能登半島地震で起きた海底隆起、最大5.2mと判明
出典:ANNnewsCH|2025年1月31日
能登半島地震で海が陸地に 地形・海の環境が大きく変化
出典:NHK|2025/01/31
去年1月の能登半島地震の影響で半島の北部では4.56平方キロにわたって海が陸地になったほか、沿岸に新たな岩礁ができるなど地形や海の環境が大きく変化していたことが日本財団などが行った調査でわかりました。
日本財団と日本水路協会は、全国の水深が浅い海域の地図を作成する取り組みを行っていて、去年の能登半島地震を受けて半島北部の沿岸およそ225キロの区間を緊急調査しました。
この区間では、地震の2年前にも調査を行っていて、今回のデータと比較した結果、海底が最大で5メートル20センチ隆起し、陸地が最大で4メートル30センチ西寄りに移動したことがわかりました。
その結果、新たに陸地になった面積は、4.56平方キロで東京ドームおよそ100個分にのぼります。
また、沿岸では水深が変わったことで海底の砂や泥が波に流され新たに岩礁ができたところも確認されたということです。
こうしたデータは、新たな漁場の創出といった沿岸漁業の復興などで活用が期待されるということです。