ロシアとイランは SWIFT を完全拒否=イラン中央銀行
出典:@sputnik|2024/01/08
ロシアとイランは #SWIFT を完全拒否=イラン中央銀行
ロシアとイランは、自国内で機能する、中央銀行と国内の金融機関間をつなぐ決済用システムのSPFS(金融メッセージ転送システム)を両国間で結合させた。イラン中央銀行モフセン・カリミ副総裁・国際問題担当は、これによってロシアとイランの銀行間では直接的な決済が可能となったと発表。
「我々は両国の金融メッセージ転送システムを結合させた。これはつまり、両国の銀行がつながるためにスイスは不要であり、両国の民間銀行は互いに直接的な関係を樹立できるということに他ならない」イランノファルス通信がマリミ副総裁の声明を報じた。
マリミ副総裁はロシア、イラン間の貿易取引の決済は現地通貨建てで行えると語っている。
米NYT紙、「イランは地域情勢で米に王手」
出典:ParsTday|2024/01/10
米紙ニューヨーク・タイムズは、西アジア情勢に関する記事で、「イランは地域情勢のチェスゲームでアメリカに王手をかけた」と記しました。
同紙はこの記事の中で、「バイデン米大統領とその安全保障担当の側近らは数カ月前、イランや抵抗勢力と衝突する可能性を自分たちが上手にコントロールしていると考えていた。しかしハマスとイスラエルの戦争は、そのような米当局者の頭の中の考えを一変させた」と記しました。
この記事はまた、アメリカが核合意から離脱したことに触れ、「欧米の諜報当局は、イランはアメリカやイスラエルとの直接衝突は望んでいないと言っているが、イランは自らの能力を、必要以上に誇示したがっているように見える」としました。
そして、イランと中露の協力関係について、「イラン・ロシア・中国は、単なる同盟者ではなく、制裁を打ち負かすパートナーとして互いの傍にいる」としました。
また、米諜報当局者がイランはハマスを刺激していないと語っていることを強調し、「ハマスとイスラエルの間での戦争勃発後、西アジアの抵抗勢力が米軍基地への攻撃を行い、世界海運大手マースクが紅海での船舶運航を取りやめる原因になるなどしている」と記しました。
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