柏崎刈羽原発6号機、トラブルの原因となった警報を“鳴らない設定に変更”して原子炉を再起動
出典:新潟日報|2026/02/10
東京電力は9日、先月の再稼働直後のトラブルで運転を停止していた柏崎刈羽原発6号機を再び起動させた。トラブルの原因となった警報を鳴らない設定に変更し、あらためて試験的な運転を行う。今後、機器に異常がないかなどを調べ、3月18日の営業運転開始を目指す。
東電によると、9日午後2時、原子炉内の核燃料集合体の間に挿入して核分裂反応を抑える「制御棒」の引き抜き作業を開始。午後3時半前に、核分裂反応が連続して発生する臨界状態に達した。9日午後10時現在、作業は順調で不具合などは起きていないという。
出典:東京新聞|2026/02/06
制御棒トラブルの柏崎刈羽原発、9日に再起動すると発表 電流異常を「検知しない設定」にして不具合解消
東京電力柏崎刈羽原発6号機(新潟県)で再稼働直後に制御棒関連のトラブルで警報が出て原子炉が停止された問題で、東京電力は6日、不具合を解消したとして、9日に再び動かすと発表した。当初今月26日を予定していた最大出力になる営業運転の開始は3月18日を見込む。6号機では制御棒関連の不具合が相次ぎ、地元からは稼働を不安視する声はあったが、くみ取られなかった。
◆検知機能を不必要に高い感度に設定していたためトラブルに
東京電力によると、今回のトラブルの原因は、原子炉の核分裂反応を抑える制御棒を操作する制御盤にあるインバーター(電力変換器)に備えられた電流の異常を検知する機能で、不必要に高い感度に設定していたことだった。
トラブル発生後の調査で、インバーターと制御棒を動かすモーターを組み合わせると、電流が安定して流れるようになるまでの時間がまれに遅くなることが判明。この遅れを、断線などの異常が発生したと誤検知し、警報が出たという。また、非常に短い時間で検知する設定になっていた。こうした遅れが生じることや、インバーター自体には問題はないとしている。
電流の異常を検知する機能は、不具合が起きた際に原因を特定しやすくするため、2023年にインバーターを交換した際に追加された。制御棒に異常があればモーターを止めて警報が出る別の仕組みがあるため、安全上必要な機能ではないという。今回、再発防止策として検知しない設定に変えた。

