政治・国際社会

報道:トランプ氏の米国によるガザの「占領」要請の背後にはジャレッド・クシュナー氏

 出典:ANTI WAR.COM|2025年2月5日

2019年6月29日、日本で行われたG20サミットに出席したクシュナー氏とトランプ大統領(ホワイトハウス公式写真)

昨年、クシュナー氏はガザの「水辺の土地は非常に価値があるかもしれない」と述べた。

オンラインニュースサイト「パック」は、ジャレッド・クシュナー氏が、パレスチナ人の民族浄化を含む、米国によるガザの「占領」というトランプ大統領の計画の立案に関与していたと報じた。

タイムズ・オブ・イスラエルはパック氏の発言を引用し、トランプ大統領の義理の息子であるクシュナー氏が、火曜日の夜にベンヤミン・ネタニヤフ首相との記者会見で大統領が行った衝撃的な発言の準備を手伝ったと報じた。

ネタニヤフ氏と長い友人関係にあるクシュナー氏は、トランプ大統領の第1期在任中に顧問を務め、イスラエルによるパレスチナ領土占領の問題を解決せずにイスラエルの地域統合を求めたアブラハム合意の交渉に関わった。

現在のホワイトハウスで正式な役職に就いていないクシュナー氏は昨年、ガザ地区の海岸沿いの土地は「非常に価値がある」可能性があると述べ、少なくとも一時的にはパレスチナ人を同地区から追い出すべきだと主張した。

「ガザの海辺の土地は、人々が生活の糧を築くことに注力すれば、非常に価値あるものになる可能性がある」とクシュナー氏は語った。

「あそこの状況はちょっと残念だが、イスラエルの立場からすれば、住民を退去させてその後片付けるために最善を尽くすと思う。だがイスラエルはその後住民がそこに戻ることを望んでいないと明言したとは思わない」とクシュナー氏は付け加えた。

トランプ大統領は、「必要」であれば米軍をガザに派遣する考えを否定しなかった。アクシオスは、ワシントンを訪問したイスラエル当局者がこの発表に「ほとんど歓喜」を覚えたと 報じ、ある当局者は「我々の期待と夢をすべて超えた」と語った。


出典:THE TIMES OF ISRAEL|2025年2月5日

2024年11月6日、フロリダ州ウェストパームビーチのパームビーチコンベンションセンターで、当時共和党の大統領候補だったドナルド・トランプ前米大統領が選挙前夜のパーティーに出席するのを、イヴァンカ・トランプとジャレッド・クシュナーが聞いている。(エヴァン・ヴッチ/AP通信)

元ホワイトハウス上級顧問のジャレッド・クシュナー氏は、義父であるドナルド・トランプ米大統領が昨日発表した、米国がガザ地区を占領しパレスチナ人を排除するという計画の背後にいたと報じられている。

パック・ニュースは、事情に詳しい匿名の情報源を引用して、クシュナー氏がホワイトハウスでベンヤミン・ネタニヤフ首相と行ったトランプ大統領の事前準備発言の作成に関与していたと報じた。

パック氏はさらに、ネタニヤフ首相はトランプ大統領に事前にそのような計画を進めるよう要請していなかったと付け加えた。

クシュナー氏は昨年の演説でこの考え全体をほのめかしたようだ。

「ガザの海辺の土地は、人々が生活の糧を得ることに注力すれば、非常に価値あるものになる可能性がある」とクシュナー氏はハーバード大学でのイベントで語った。

「あそこの状況は少々残念だが、イスラエルの立場からすれば、住民を立ち退かせてその後片付けるために最善を尽くすだろう」とクシュナー氏は付け加えた。「だが、イスラエルはその後住民がそこに戻ることを望んでいないと明言したとは思わない」