テクノロジー

世界的システム障害、航空便や医療など影響多岐に

世界的システム障害、航空便や医療など影響多岐に 脆弱性が露呈

出典:Reuters

[19日 ロイター] – 世界各国で19日に発生した大規模なシステム障害は航空や医療、物流、金融など影響が多岐に広がり、相互接続されたネットワークの脆弱性が浮き彫りとなった。障害は現在までに解消され、各サービスが再開しつつあるが、欠航や遅延した航空便、未処理となっている医療など各種予約・注文への対応が残っており、完全復旧にはなお時間を要するとみられる。

システム障害の原因となったのは米サイバーセキュリティー企業クラウドストライク(CRWD.O), opens new tabのセキュリティーソフト「ファルコンセンサー」で、更新によってマイクロソフト(MSFT.O), opens new tabの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」の機能が停止し、画面が青くなるトラブルが相次いだ。

クラウドストライクはすぐにソフトを修正し、マイクロソフトも根本的原因を修正したと発表。クラウドストライク(CRWD.O), opens new tabのジョージ・カーツ最高経営責任者(CEO)は米NBCテレビの取材に対し、「影響を受けたすべての方々に深くお詫びする」と陳謝した。(中略)航空便への影響は大きく、航空データ分析会社シリウムによると、全世界で19日に予定されていた11万便余りのうち5000便が欠航となった。