エドワード・スノーデン氏、日本政府が仕組んだメディア戦略について語る「治療を必要とするほど非常に深刻な状況」
エドワード・スノーデン氏は
「日本の報道機関は政府に対して甘いとお考えですか?」
との質問に回答する
日本で何故そのようなことが起きているのか、
私は理解できるような気がします。
日本には独特のメディア文化があり、
新聞社などで働くプロの記者は単純に現実をよく理解しているのでしょう。
あまりにも政府の行為を激しく報道すれば、
たとえ政府が法律を侵すような行為をしたり、
スキャンダルに関与していたとしても、
編集長に電話がかかってきて何等かの圧力がかかり
政府当局がそのメディアの問い合わせには答えなくなったり、
競合するライバル会社を優遇したりするわけです。
それは日本政府が仕組んだメディア戦略です。
その結果、日本のメディアは今日のような状況に陥っていると思います。
そのような状況について、特定のメディアを非難することはできません。
ただ治療を必要とするほど非常に深刻な状況であることは確かです。
こうした状況を「問題ない」と簡単に受け入れることはできません。