米、8月に政府資金が枯渇か 財務長官、債務上限の対応要請
出典:共同通信|2025/05/10
【ワシントン共同】ベセント米財務長官は9日、連邦政府の財政資金が8月に枯渇する可能性が高いとし、7月中旬までに、政府の借り入れを制限する債務上限を引き上げるか、停止するよう議会に求めた。
ベセント氏は、共和党のジョンソン下院議長に宛てた書簡で、債務上限の引き上げや停止がない場合は「米国の金融システムに大混乱が生じ、米国の安全保障と世界のリーダーとしての地位が弱まる」と警告した。
2023年には債務不履行が懸念される状況に追い込まれ、米長期国債の格付けが引き下げられた。
8月中に財政資金枯渇 議会に「債務上限」対処要請―米財務長官
【ワシントン時事】ベセント米財務長官は9日、議会幹部らに宛てた書簡で、同国の財政資金が8月中に枯渇する可能性があるとの見通しを明らかにした。8月は議会が夏休みで休会中のため、7月半ばまでに連邦政府の借入限度額である「債務上限」を引き上げるか、上限の効力を停止するよう議会に求めた。
米国の債務は既に36兆1000億ドル(約5245兆円)の上限に達しており、財務省は会計上の「特別措置」で資金繰りを続けている。こうした手段が尽きる前に議会が上限引き上げなどに関する法案を可決しなければ、デフォルト(債務不履行)リスクが高まる。
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